オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2024年10月23日

便秘に関して

=====便秘の種類=====

<機能性便秘>
状態:自律神経の乱れにより大腸が機能不全を起こす。
原因:食生活や生活習慣
機能性便秘は下記の3つに分けられます。

①弛緩性便秘
食物繊維の不足や運動不足、腹筋力の低下が原因。
高齢者や若い女性、妊婦さんなどに多いと言われてますが、最近では日々デスクワークで座りっぱなしの男性にも見られることがあります。

②痙攣性便秘
大腸の過緊張により蠕動(ぜんどう)運動が強くなりすぎて腸が痙攣を起こすことで便の輸送に障害をきたしています。
自律神経の乱れが原因で、日々のストレスを強く感じている方や、うまくリラックスできない方、うまく緊張が抜けない方に多く見られます。
何かゆったりできる場所や趣味など見つけるのも改善への第一歩ですね。

③直腸性便秘
便意を催さず、直腸内に便が溜まってしまうために起こる便秘です。
便意を我慢したり浣腸などを濫用することで排便のリズムが崩れた人に起こります。
高齢者や寝たきりの方、痔や便秘を我慢してしまう方、バタバタしてトイレの時間をきちんとキープできない方に多く見られます。

機能性便秘は鍼灸でも対応可能ですので、お気軽にご相談ください。

<器質性便秘>
胃、小腸、大腸、肛門などに何らかの疾患があり、それが原因で便秘になっている状態です。
突然の排便障害とともに腹部膨満感、腹痛、吐き気、嘔吐などが生じる場合に疑われます。
場合によっては重篤かつ緊急を要することもありますので、医療機関を受診してください。

症例報告10(便秘)

IMG_3091

【患者様】
53歳 女性

【症状】
・幼少期から便秘

子供の頃から便秘があり、3~4日は便が出なくておなかが張ってくる。
薬を飲むと便が出るが、薬が効きすぎて出すぎるためできれば飲みたくないとの事。

【施術】
鍼灸、手技

【結果】
初回来院後(R6年10月4日)に薬を飲むことなく便が出た。
2回目の来院(R6年10月7日)薬を飲まなくても便が出る日が増えてきたとの事。
3回目の来院(R6年10月23日)2回目の施術以降は薬を飲むことなく毎日排便あり。